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Nike KD X (10) Performance Review



ケビン・デュラント シグネチャーモデル 第10作目となる "Nike KD X (10) EP" をレビュー

印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます

使用環境や所有者の身体能力、足の形状により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい




こちらのカラーは "Mint"

試着の際に実物を見たところ思いの外に綺麗なカラーだったのでコチラにしました

他にも "University Red" や "Oreo" など今作は良色が多き印象、"Dark Stucco" なんかも格好良いですしマルチカラーも良いですよね…




アッパーは Flyknit (フライニット)

毎度毎度「靴下のような」という表現で聞き飽きたかと思われますが今回はマジのマジで靴下

あらゆるモデルの中でも ”ソックス感” は現時点で一番かと…

何故か「靴下のフィット感って凄いんだな…」と意味の分からない事を考えてしまうくらい、もう来る所まで来てるなと




今作、特徴的なのがこの大味なシューレースシステム、そして太いシューレース

このシューレース、普通のホールカットのバッシュのように締めるとロックダウンはいまいちなものに

ちゃんと ”下から手繰り寄せる” 感じで締め上げていかないと非常に中途半端なフィッティングになるので注意

この締め方をするとフィット感もホールド感も良い具合に、意外と履くのが面倒




アッパーの素材が薄い事もあり、全体的に靴下の上から紐で縛られている感覚で前作よりもシューレースの感触はハッキリと感じる

またKD9にあったシューレースホールの幅狭すぎ問題は解消されたが、アッパー素材の厚みからくるフィット感の感触は前作の方が良かったと感じる人もいるかと

特に履き口はペラペラで伸縮性も凄いことに、"Lebron XV (15)" の履き口もそうですが明らかにニット素材の進化を感じる




サイジングはハーフダウンをチョイス、それでも縦方向へ微妙に余裕を感じる…

今回、デュラントのモデルでEPラストというワケのわからない状態でサイズ選びは非常に難しいかと

全体的に少し長めの作りで、幅も融通が効くので出来る限りピッタリで履く為にも実際に試着することを勧めます、本当に難しい



(二人とも足ほっそ…)




また踵周りの抜け感も少ない、それでも脱げてしまうのは本人の足の問題でもあるでしょう

もし踵の抜け感が気になるようでしたら、それは恐らく縦のサイジングが合っていないかと

思い切ってマイサイズより小さ目を選んでみても良いのでは…と思うが「騙された!」と怒られるのが怖いので自己責任で決めてちょ…




クッショニングシステムは "Articulated Full Length Zoom Air"

乗り心地は前作とは打って変わってやや硬め、しっかりとした接地感覚で安定感はKD9から向上した

前作と同じ軟らかい感じかと思って履くと予想外の反応が返ってくる、やや硬め



前作の履いて少し走っただけでも理解できるクッションの良さは薄まったものの

それでもズームエアの感触はあり、逆に言うとこのエアを一枚挟んだ踏み心地は慣れない人には全く合わないでしょう

このソール感覚が合う人で更にクッション性を重視するならKD9、それよりも安定性を求めるならKD10かと




アウトソールはサークルパターンが並んだ形状で "Hyperdunk 2017" に似たデザインでトラクションは良好

それでもHD2017程では無いので余り期待せず、あくまでも程々 (ほどほど) なグリップ


- まとめ -

「ビッグマンに履いて欲しい」

軽量・ローカット・高クッショニングで「軽くて動きやすくてクッションがある」というシンプルに履きやすい一足

但しアッパーの薄い素材感とシューレースのフィット感、この点には注意、好みが別れるところ

全体的なデザインはKD9・KD9 Eliteから大きく変わらず、細かい各部分に変更を加えたのがKD10

そしてその変更点が ”改良となったか?” と言うと意外とそうでもなく…




一旦 ナンバリング という概念を忘れ、どちらが先に発売したかという先入観も捨てて、この二足を比べるとどちらが最新作でもおかしくは無いかと

KD9の方が良くてKD10の方が劣っている点があり、逆にKD10の方が良くてKD9の方が劣っている点もある

「9と10」という数字の順番だけで優劣をつけず、ナンバリングの前後を問わず履き比べた方がよいかと思われます

"KD 9 Elite" のレビューでも書きましたが "9・9 Elite・10" と見た目は近いが、履き心地は似て非なるものかと




個人的に思うのはKD10、左右への細かいステップを刻むガードプレイヤーよりも、一歩一歩を大切に踏み込むようなビッグマン向けなのではないかなと

横方向へのヘジテーションなどの機敏な操作よりも、ガツンとしたシンプルな強い動きに合いそうな気もするので…

軽量且つローカットと聞くとガード向けかなと思われるでしょうし「ローカットか…」と拒否反応を示されるかもしれませんが、比較的サイズの大きいプレイヤーの方々に履いてみて欲しいところ

それと ”下から手繰り寄せる締め方” が重要なので、履く際には注意です






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