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Under Armour Charged Foam Curry 1 Performance Review - SZOK



ステフィン・カリー シグネチャーモデル 第1作目となる "Charged Foam Curry 1" をレビュー

思うにこのモデル「もう売り切れ?じゃあ次のカラーは買わないと」が繰り返され徐々に買う人が増えつつ今に至っているかと

発売当初はまだ入手しやすかったのですが人気というのは怖いものです…

今では即売り切れで入手し辛く、日本国内でも結構な高値で取引されていますが、実際の履き心地は如何に

印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます

使用環境や所有者の身体能力、足の形状により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい




ちなみにタンのレースループの ”4:13”

これは時間でも日付でもなくて、新約聖書の「第4章13節」という意味です

そこに記されている言葉がカリーが度々シューズに書いている「I can do all things」なのですが

これを「俺は何だって出来る」みたいな生意気に捉えられそうですが正しくは…


“I can do all things through Christ who strengthens me”

「(私を強くして下さる方(神様)がいるからこそ) 何事も可能なんだ」


という意味だと思われます、カリーは敬虔なクリスチャンなのでそこからの引用かと

詳しくはフィリピとかピリピとかPhilippiansとかでお調べ下さい




アッパーは "Anafoam" という新しい素材

「足の圧力が掛かる部分に対してEVAフォームとメッシュが一体となったアッパーで解剖学的にフィットする」

とのことで足首周りと外側にはポコポコとヘコミのあるアッパー




爪先と内側には穴が開いており通気性と軽量性を確保

ここ最近のフライニット素材と比べると剛性がありしっかりした作り、安定感は良い

メッシュとEVAを合わせたフォーム素材は触り心地はメッシュの質感だが、指で押すとEVAの弾力があり不思議な感触




ちなみにこの ”Anafoam” という名称ですが日本語の「泡」と「穴」をかけているそうです、嘘です

ちなみに9月4日 (金) にステフィン・カリーが来日するそうです、これは本当です





このアッパー、サイドからのシューレースパイプ仕様で、フィッティングはいまいち

またパイプに厚みと固さがあるため特に一番下側のシューレースパイプの足当たりが悪く感じる

爪先の幅が広い方は踏み込み時のシューズの屈曲の際にこれが足を圧迫するかもしれないので注意




踵にはTPUのヒールカウンター、オーソドックスなカップ形状で踵の収まりは良い

内部にはアキレス腱を挟むようなヒールパッドの凹凸、これより踵のホールド感は上々…

かと思いきや足首周りのライニングは他製品と比べ薄めになっており少し心もとない




ステフィン・カリーは度々捻挫に悩まされており、数年前からZAMSTのアンクルブレースを装着しているが

恐らくそれの厚み分を差し引いているのかと予想、間違ってるかもしれない




”Lebron XII (12)” みたいな足首ごっついモデルですとブレースをつける空間の余裕は無さそう

この薄さとカットの高さが本人的には合うのかもしれない



クッショニングシステムは商品名にもある通り ”Charged” なるテクノロジー

「着地の衝撃を吸収し次のステップへの力に変える」とのこと、やや硬めの感触

ナイキのルナロンやアディダスのブーストに比べると、若干硬いチューニングでしっかりとしたクッション




 ”Clutchfit Drive” のようなロープロファイルでモチモチとした感触とは違い、比較的硬めでシッカリとした踏み心地

ミッドソールの屈曲性も硬く、TPUヒールカウンターやハイトップのカッティングを含め ”安定感” を重視した作り



アウトソールはシンプルなヘリンボーンパターン

ソールの素材が ”Kyrie 1” に似たラバーの質感で、アウトソールの粘度が低めで少し硬くカッチリとしたグリップ

”Clutchfit Drive” は同じヘリンボーンでもソールが軟らかくフロアに引っ付いてくれましたが、このモデルに関しては「グリップが良い」とは言えない


- まとめ -

全体的な感想としては爪先の反りが強く、踵から踏み込んで爪先に抜ける時のスムーズな感覚が特徴的

似た履き心地のシューズを挙げるとしたら ”Zoom KD V (5)" 、特に爪先の角度は同様の感覚

ミッドソールが曲がりにくい分を、トゥに掛けての傾斜を強くして走りやすさを補っている印象

そして靴としての ”安定感” を非常に重視しているかと

やはり足首の不安を取り除く為にも本人の要望がパフォーマンスに色濃く出ていると感じた




また 「カリー1とクラッチフィットドライブのどっちがいいですか?」という質問を時々頂くのですが

シューズとしての方向性が違うので、完全にその人の好み次第かと

”Curry 1” は上記した通りアナフォームの強度によるブレの抑制、シャンクプレートやチャージドクッションの安定感と爪先の反りによる前方への動きやすさ

”Micro-G Clutchfit Drive” は全体に配されたクラッチフィットアッパーの柔軟なフィット感と快適性、マイクロGミッドソールとアウトソールの屈曲性と左右へのトラクションの良さが挙げられます。

「剛」と「柔」、履きやすさのポイントがそれぞれ違います

”119.99ドル” と ”124.99ドル” 、値段も違います

なので両者を比べてどっちがベストかを答えるのは非常に難しいので、これらのレビューで少しは役に立てればなと…







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