Mad Cult - SZOK Columns
https://www.sizeokay.com/2014/07/mad-cult-szok-columns.html
(今回の記事、少々表現が物騒です。)
新品のバッシュを履いていくと、部員皆でその靴の ”爪先を踏む” といった恒例の儀式をご存知でしょうか。
所謂 ”おニュー殺し” という習わしです。おニューとは勿論 ”NEW” の意味で。
この文化を生み出したのが ”SLAM DUNK” 、最早説明はいらない ”あの” 漫画ですね。
この後のページでは 「何するんだ!」 と怒る花道に対してこう続きます
木暮「新しいバッシュは得てして怪我しやすい、だがこうしておけば大丈夫、ゲン担ぎだ」
桜木「そ…そーか、ふ~ん成る程」
流川「オレは踏まなかったけど」
といった流れです。
まあ新品のバッシュを履いてきた後輩へ先輩からの ”シメ” みたいなニュアンスもあると思うのですけども…。
私はハッキリ言ってこの ”クソ” みたいな悪習が本当に本当に大嫌いで。
貯めたお金で始めた買ったバッシュを履いていった部活で ”おニュー殺し” の洗礼を先輩にやられた日の帰り道は涙目でした。
”なんでこんな事するの?” そう言うとこう返ってきます、
”スラムダンクであったじゃん^^;” いやアホか死ね、本当に死ね。
私はスラムダンクのストーリーを全く知りません。 ”右手も添えるだけ” みたいな曖昧な雰囲気しか知らず、パラパラと流し見で、殆ど読んだ事が無いです。
(正直 ”スラムダンク厨が嫌いだから見ない” という考えなんですけどね…。)
そう言うと周りのバスケマンからは天然記念物を見るような目で一瞥されるのです。
”スラムダンクは知ってるがNBAを知らない・ヒップホップ好きでジョーダンを履いてるけどバスケは興味ない・バスケ経験は無いけどNBAは詳しい”
私の場合は ”バスケをやっていてNBAも好きだけど、スラムダンクは一つも分からない” ってパターンです。
意外とこういう人は多いですよね。決して ”≒” では無いんだ と、Twitter含め周りを見ていて気付きました。
また私は ”靴好き” です。
ブランドネームや何処と何処とのコラボといったプレミアにはそこまで興味が無く。
ファッションとしてのスニーカーも好きですが、それ以上にパフォーマンスとしてのシューズが好きでして。
構造や機能といった ”靴自体” が好きなんです…。
構造や機能といった ”靴自体” が好きなんです…。
この ”つま先” というのも、靴の外観の中でも特に重要な部分で。
ロングパンツ等を履けば隠れてしまう履き口・踵部と違い、常に見えるので靴における ”顔” とも言える大切な部分です。
そしてこの ”つま先” 、作りにおいてもラストに合わせる為しっかりと吊り込まれ、先芯を入れて形を整え。
美しい ”顔” になるように力を込めて仕上げられている箇所です。
これを ”踏む” というのは、PJカーリシモのようにその場で首を締められても仕方のない大罪だと私は思います。
そもそも国が首絞許可証を発行していないのも問題ですよね…。
つまり ”靴を軟らかくして足に馴染ませる” 為に踏む…なんて行いは断じて許されないのです、絶対に間違っています。
靴は足を ”守る” 為にあるのです、”靴が馴染んできて超履きやすい^^” なんてしょうもない事は言わないで下さい。
靴が馴染まないのでは無く、ただその靴が本人の足に合っていないだけです。
爪先を踏み、型崩れさせて足に合う靴なんてそもそもが間違っています。
変な風習により感覚が麻痺して勘違いしているだけです。
変な風習により感覚が麻痺して勘違いしているだけです。
靴をもっと大事に大切に優しく愛を持って扱って下さい。
さて、この ”どうしようもなくしょうもない” 文化が今もあるのかは知りませんが…。
結局何が言いたいかといいますと、私を含めやられた人の中には心のなかで 「ぶっ殺すぞ」 と思っている人もいるのでやっちゃ駄目だよ って事です。
あと買い物でも爪先を掴んで靴を取り回しているとお店の人に 「ぶっ殺すぞ」 と思われているかもしれないのでこれもやっちゃ駄目だよ って事です。
それでは以上となります。
皆、ぶっ殺されないように気をつけようね。サイズオーケーとの約束だよ^^