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Reebok Answer X (10) Performance Review - SZOK



アレン・アイバーソン シグネチャーモデル 第10作目となる "Reebok Answer X" をレビュー

先日の ”史上最強NBA战靴”にも載っていましたが、当時Answer 10はそのPE (Players Exclusive) の多さでも話題でした

NBAでもクリス・ウェバーやバロン・デイビスが履いていたりとポジション問わず人気のこのシューズ、実際履いていてとても楽しい一足となりました。

印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)



(X字の切れ込みにより屈曲性良好)

(The Auto Pump System)

(踝は空いている形、足首のホールドは普通です)

(巻き上がったソール、こちらにもX字のパターンが)

(踵の掴みは良い、またポンプが設置されてるためソールは厚め)



「金田 康平」

以前取り上げた ”Rose 3.0” のデザイナー 金田 康平さんがこの ”Answer 10" をデザインされました

この後Answer12、シグネチャー最終作となった "Reebok Answer XIII (13)" でもデザインを担当されています

”神は細部に宿る” なんて言葉があります

大袈裟な表現ですが細かい一つ一つの部分のデザインにそれぞれ意味があり、靴一つで多くのストーリーが楽しめる、これこそがデザインだと思います

写真に撮りきれなかったベロ裏やインソールなどにもグラフィックがありますので、手に取る機会がありましたら是非見てみて下さい




「The Auto Pump System」

Answer9に続き、オートポンプシステムが搭載されてます。機能盛り盛りでハイテク好きにはたまらないですねー

アッパーはZF98やPippen5のように二重となっており、ヒールに仕込まれたポンプに圧力が掛かる事で、外側のカバーに空気が送りこまれます

足首のツマミを変更することでエアーの量を調整できるのですが、大体2~3くらいで充分です。最大にすると強過ぎます、痛いくらい

ハイカットですが足首のストラップが硬い素材なので足当たりが気になるかもしれません

また内側のアッパーはAJ11に似てますねー、それとサンプル段階では前作同様ドローコードだったのですが、シューレースとなっています。何故か一番上のシューレースホールだけDリングなんですね

ポンプシステムに加え、ハイカットでヒールカウンターもしっかりしてるのでフィッティングは満足です

それとサイジングも狭すぎず広すぎず、ジャストサイズで履いています。ハーフダウンしても大丈夫かと思います




「肉球ソール」

アウトソールには10を意味する「X」の独特のパターンがあしらわれています

またアウトソールは、犬の足裏のような形状をしています

これはデザイナーの金田氏がアイバーソンの出身大学である、ジョージタウン校のマスコットのブルドッグからインスピレーションを受けてとの事です

ちなみにこのブルドッグ、AI以外にもラシード・ウォレスもタトゥーを入れていますがちゃんと名前があります

ジャックという名で、マスコットとなったのは1900年台からと歴史が長いです

ちゃんとウィキに纏められており、結構面白い内容だったり


話が逸れましたが、この立体アウトソール、ここ最近の平面ソールに比べると不思議な乗り心地です

アンサーシリーズ特有のソールに若干の重みを持たせている感じで、少し沈む感じすね

ソールの屈曲性が程良い堅さで、アウトソールが巻き上がった部分も複数あり、足運びは非常に快適です

やはりバッシュの醍醐味というのは ”ソールユニットの技術” だと思うんですねー

CP3のポデュロン、TOP TEN2000の ”Feet You Wear”なども好きですが、このAnswer 10もそれらと同じように面白い履き心地なので是非試してみて下さい



-まとめ -
「フィールグッド」

という事で感想は単純に二点、アッパーのフィット感とソールの乗り心地の良さです

最近の細身のシェイプされたナイキのラストや、曲がりやすく踏み込みのしやすいアディダスのソールに比べますと、足を包む感触、ソールに乗っている感覚の違いが面白いです

これほどまでテクノロジーを感じさせてくれるシューズもなかなか無く、履いてる際はその感覚を楽しめる珍しいシューズです

贔屓目になってしまいますが、現在でも個人的に非常に好きな一足となっています

兎に角 ”足の感覚” を刺激してくれて、靴に対して敏感になれると思います。一言でフィールグッドなんです

普段の生活でそんな風に感じる事は少ないでしょう、だからこそこの感覚は素敵なのです

しいて悪い点を挙げるならば少々重量があること、そしてアッパーの耐久性

ポンプ搭載の為やはり現在のシューズに比べると重いです、確実に重い…

また2007年発売と今から6年前のモデルになりますが、カバーの方が傷んで少しでも穴が空いてしまうと全く空気が溜まりません…

現時点で手に入れるのは難しいかもしれませんが、もし見つけても焦らず細かく状態の確認をするようにして下さい

特に爪先の屈曲部がポツポツ穴があいてたりしますからね、注意

カバーの傷は命取りです、ポンプシステムが壊れてたら折角の機能も味わえないですからね…

Answer10の復刻はいつになるのやら、今年 "Reebok Answer I (1)" なので単純計算で9年後…?















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