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Nike Hyper Chase Performance Review - SZOK



ジェームス・ハーデン (実質) シグネチャーモデルとなる "Hyper Chase" をレビュー

最早シグネイチャーモデルと呼んでいいのかもしれませんが、名前が無いので準シグというかセミシグというか…なんて呼べばいいんでしょうか

印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)




このカラーリングは2月12日にNike Labから発売されたfragment designとのコラボで、チェック・アーミーグリーン・ブルーの3色がありました

ラウンド型のスウッシュに変更されたブルーも、ターゲットマークが入ったアーミーグリーンも良かったのですが、たまたま買えたのがチェックでした

色を選んでる余裕も無い程人気だったのでこのカラーに決定

普通のカラーリングが市販されるのは3月~4月からと聞いていたので、履くのが待ちきれ無いというのも買う決め手となりました




デザイナーはTony Hardman、”Run The One” から引き続き担当しているそうで、ハーデンと共に製作したそうで…それって最早シグネイチャーと呼んでいいですよね

アッパーは左右非対称のデザインに、メッシュインナーブーティ

外側爪先3箇所にはダイナミックフライワイヤーがあり、フットスケープのような片側に寄るようなホールカットが特徴的



(紐はブルーとグレーの2色)




実際履いてみると爪先は思いのほか広め、甲周りは若干キツめ

比べてみると幅は ”Kobe 9 EM”と同じでした、そして ”アッパーがヤワヤワ” なわけです

実際アッパーが軟らかい故に剛性の弱さが顕著、耐久性は良くないでしょう

正直このシューズでユーロステップをがんがん踏んでいるハーデンは ”凄過ぎ” ます…




しかしサイズアップをすると緩くなるかと、下手にハーフアップとかしてしまうと踵が抜けてしまうかもしれません。サイジングはジャストで選んで大丈夫でしょう

またヒールカウンターは ”包み込んで抑える” というより ”踵に引っかかる” 感覚

意外と ”抜け感” がなく、踏み出しの際にも踵についてくるので驚きました

特にこれといってライニングのパディングが厚かったりするわけでもないですので、踵周りの成形が良いのかもしれませんね

またダイナミックフライワイヤーの恩恵は感じません、レースアップ時にもホールドしている感覚は弱く、まあ無いよりはあった方がマシですかね…




クッショニングシステムはファイロンのドロップインミッドソール

同じインサート式のクッションとしては ”Kobe 8” ”Kobe 9” などがありますね

インサート式って他の物と替えられるのが楽しいので、”AJ 2011" や ”Lebron 11” などのインソールと取り替えて試してみたいところです




使用回数はほぼ同じですが、ルナロンインサートの方がシワが目立ちます

履き比べるとファイロンの方が少し硬くて反発感があり、個人的にはルナロンよりステップに対してのリアクションがあり好みですね




アウトソールは六角形のパターンが全面にひしめく独特なデザイン、新しくなったナイキ フリーシリーズのソールに似た物がありますね

非常にフレキシブルに曲がるソールで ”接地感” はここ最近履いたシューズの中でもダントツ

ですがグリップはいまいち、この特殊なパターンはヘリンボーンパターンと比べるとやや劣るかと



(インサートを抜いた状態)

また ”曲がりやすい” 反面 ”返りが弱い” 

個人的に硬いソールのシューズを好んで履いていたので、このシューズを履いた一回目は本当に ”転んで” しまいました

自分が普段どれだけ ”靴の返りの強さ” に頼っていたか痛感しました…

数回履いて慣れましたが、私と同じように ”硬めのソールを好む” シューズ選びの方は最初は苦戦するかもしれません




この感覚は ”Rose 4.0" を初めて履いた時の感覚に似ている気もします、確かアレを履いた最初もソールに慣れずに前のめりになった覚えがあります。

ハイパーチェイスのフレキシビリティは相当ですね、フリートレイナーとかジムワークアウト系のシューズに似ているかもしれません。



- まとめ -
”Top of Low-Profile Shoes”

接地感、コートの感触、フロアの感覚…フットワークの際の ”足と地面の間に入る靴” として邪魔するような余計な物が非常に少ないモデルかと

ドロップインミッドソールの軽量性、ローカットの快適性、ヘキサゴンパターンアウトソールの前後左右の屈曲性…”動きやすさ” という点ではトップレベル

但し、だからといって ”最高” というわけでは無いので悪しからず、良い点というのはそのまま悪い点にもなりがちですから…

しかし他とは ”一味違う” 独特な一足でした

この感触をどう捉えるかは履き手次第ですが、兎に角 ”地面に近い” 履き心地が個人的に面白い一足でした

但し、もし日々バスケットボールを練習する機会が多い方にはおススメしにくいかと

他のバッシュよりも飛び抜けて軽く軟らかく、そして貧弱だと思いますので…お気をつけて




余談ですが、この ”シグネイチャーモデルになる一歩前” くらいの扱いのモデルが良いんですよね

(先日発表された ”Kobe/KD/Lebron Elite Series” の価格 ”25920円/24840円/34560円” には参りました…)

冒険したデザインに尚且つ勝負には行っていない値段、ここ最近は100ドル前後の価格帯のモデルが個人的には熱いですね

”Kyrie 1” も ”Wall 1” も ”Lillard 1” も ”Curry One” もシリーズが続く上でどうなっていくか分かりませんが、今現在のルーキーシグネイチャーシューズ界隈は楽しい事になっているわけです。








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