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Nike Kobe XI (11) Elite Low Performance Review - SZOK



コービー・ブライアント シグネチャーモデル 第11作目となる "Kobe XI (11) Elite Low" をレビュー

印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます

使用環境や所有者の身体能力、足の形状により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい



のカラーリングはBHM (Black History Month) カラー、インソールには「THE POWER OF ONE」の文字が

ちなみにデザイナーは噂されていたティンカー・ハットフィールドでは無く、例年通りエリック・エイヴァーでした








ォアフットの接地感覚はとても敏感で、シリーズ屈指のレスポンスの良さ

一言で言うと、とても ”自由” なソール

八角形の格子が入った薄いインサートの屈曲性は素晴らしく「足がどんな状態でコートを踏んでいるか」をガイドしてくれる感覚

しかし、自分のステップの負荷では無く、偶発的・突発的に起こる自分の意図しない負荷(衝突・スリップ)の際

例えばスクリーン等で相手とぶつかったり、ファールを受けたタフショットの後と言った ”オフバランス時の着地” における足への負荷は結構な衝撃




普通の動きでは快適そのものですが、自分では制御できないような上記の動きのケースではこのインサートの衝撃吸収性では心許ないかと

このダイレクトなストレスは人によってはおススメできないかもしれません

リングにハードテイクし続けて行くようなタフな動きを好むプレイヤーにはこのモデルは少し合わないかもしれません…

但しNike iDでフルレングスズームエアを選べるので、そちらを選択するのも一つの手だと思いますので試してみたいものです





ライニットの間にサーモプラスティックポリウレタン製のケーブルを編み込んだアッパー、キラキラと光りを反射している部分がソレになります

思っていた以上に強度はあり、今までのコービーシリーズにおけるフライニットモデルの中では最も強靭な素材感かと




ュータンは "Kobe IX Elite Low" に似た厚めの作りで、甲高の足型の人は結構キツ目にシューレースを絞らなければホールドが弱い恐れが…

私もイマイチでしたがシュータンが潰れるのを覚悟して強めにシューレースを締めて対応…シュータントップにデザインがあるとそこに紐の痕が残ってしまうのが悲しいところですよね…

インプレでも書きましたが、一番上まで紐を通さないと踵の掴みは非常に頼りないものに




ウトソール全体にはマイクロトレッドパターンが配され、中央部だけが抜けており、まるで ”蛇が這って通り過ぎた跡” にも見えます

他のカラーはトランスルーセントですが、BHMカラーのみソリッドラバーなのでこちらを選択

アウトソールの粘度も良く、グリップはこれを物足りないと言ったら履けるシューズが殆ど見つからないレベル

「プアトラクション」だと言う意見も聞きますが、個人的には高印象




”中足部のアウトリガー”

前作との大きな違い、いや他の殆どのバッシュとの大きな違い、そして今作最大のポイントは「これ」と言えます

前作 "Kobe X (10)" ではミッドソール側面が丸い形で、中足部の部分が無く抉られている仕様でした

これがサイドステップの切り替え時など、左右に連続した負荷が掛かる際に時折「コロン」と足が倒れてしまう経験があり ”最高に不満” でしたが



 (他のバッシュとの違い)

(中足部横のアウトリガー)

作のトラクションは素晴らしい、左右への動きは最高に近いものがあるかと

その理由はこの部分 ”中足部横のアウトリガー

アウトリガーと言ったら前足部横に備えているのを多く見ますが、今作はこの出っ張りのお陰で切り返し時の安定感が非常に良い

サイドステップのフットワークの反応に自信があり、ディフェンスが好きなプレイヤーには是非とも履いてみて欲しい一足

私はディフェンスがとても苦手ですが、それでもこのシューズを履けば自分なりに少しだけタイトなディフェンスができたような…ただの錯覚だっただけかもしれないような…



- まとめ -

"Defensive Shoes"

一言で表すと「ディフェンス向けのバッシュ

NBA史上最高の得点能力を持つコービー・ブライアント、彼のシグネチャーシューズとなるとジャンプやターンのしやすさ等オフェンス面での履き心地に目を向けられがちですが…

このシューズを履き一番恩恵を受けるのは ”ディフェンス時” かと

前述した通り中足部横のアウトリガー、踵寄りに体重が寄った際の左右への安定感には驚きです

逆にフォアフットの作りのシビアさ、これはプレイスタイルによってはもっとクッションや剛性が欲しいという方もいるかと

シューズには剛性の高さを求める人と、ある程度の柔軟さを求める人がいるので好みは別れるでしょう

靴好きとしては純粋に「履いて良かった」と思っております。このモデルを履かずして判断するのは勿体無いかと




オフェンス時はフレックスグルーブによる爪先の動きやすさ、ディフェンス時は中足部アウトリガーによる左右への安定感

「最新作・最終作が ”最高” であるとは決して限らない」 と敢えて重箱の隅をつつくような事を言いたいところですが…

それすらも見つからない程、良い一足でした




また、結構履かないと今作の ”良さ” はわかりにくいものがあります、暫くは「今までと大して変わらないな…」といった印象でしたが

もしディフェンスが好き、ディフェンスに自信がある、もっともっと上手くなりたい、という人は是非足を入れてみるべきかと

しつこいようですが、個人的にこのシューズを履いている時はいつもより少しだけ強気でマンツーマンディフェンスに行けます

率直に、そんなバッシュとの出会いはなかなかありません



- よだん -

エリック・エイヴァーのデザイン哲学もここまで達して、これ以上の物となると次はいよいよパディングの廃止でしょうか…

しかし今までの ”マイナスのデザイン” に反しますが、外付けヒールカウンターにはカムバックして欲しいところです

やはり "kobe 4~7 (6除く) " の踵の安定感には及ばないところがありますので…

噂される "kobe12・13" では果たしてどうなるのか、楽しみです

そしてそろそろ「Nike iD Retro」なんて感じでKobe 1やKobe 4とかのiDサービスをもう一度やって欲しいところです

FTBに27,000円使うならiDで一足作れますからね…











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