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Adidas Dame 4 Performance Review


デイミアン・リラード シグネチャーモデル 第4作目となる "Adidas Dame 4" をレビュー

"D Lillard 4" とも呼ばれておりますが、今後は "Dame" で統一するようで

今回も印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます

使用環境や所有者の身体能力、足の形状により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

(配点項目と基準については "Template" を一読下さい)

画像は公式サイトから引用させて頂いております、いつか写真の用意が出来次第差し替えるので…じゃないと永久 (とわ) に投稿できないから…






今回は1stカラーの "Rip City" を選択、これ以外にもグレーや黒、あとBapeとコラボしたカモ柄なんかもある

シュータンにはリラードの人生における重要な数字が刻まれており

35.12 - 高校時代のゲームでの成績

25.6.4 - ウェバー大学での最終スタッツ

6 - 2012年ドラフト全体6位指名

0.9 - 2014プレイオフ HOU戦でのラストポゼッション残り時間0.9秒

0 - オークランド・オグデン・オレゴンの頭文字、そして本人の背番号

…だそうです、合ってるかわからんけどデザインについての説明は以上






アッパーはテキスタイル、足首周りはネオプレーン素材の組み合わせ

見た感じ柔らかそうなバンプ部分だが、実際に触ってみると意外と硬めのメッシュ素材

アッパーを何層か重ねているようで、通気用と補強用で素材をレイヤー分けしている

そして完全なブーティー仕様、これにより足入れは少し難しいかもしれない

今まではインナーブーティーとは別に外側にもアッパーがあったが、今作はブーティーにちょこんとDカンみたいなクリップが取り付けてある特殊な作り

シンプルながら印象に残るデザイン




そしてシューレースが非常に締めづらい

特に爪先のアッパー直通部分なんて紐の通りが超キツい…

一方フックの部分はアッパーから浮いており、逆に紐の通りが良すぎて、締めたくても紐が緩みやすい

”締めにくくて緩みやすい” という、なんともフィッティングさせるのが難しいバッシュだが




そこで今作の凄いところが ”紐を締めると緩みにくい” という点

このサイドループのラバー素材、滑り止めの効果が非常に高く、一度シューレースを締めると最初のホールド感を最後まで維持してくれる

原理としては紐を締める事で浮いていたサイドループが足方向へ倒れて密着、シューレースを挟む事で滑り止めの効果を発揮していると考えられる

着用後には摩擦でほつれたシューレースの繊維が付いている事からも、その機能性はわかるかと

なので ”ちゃんと紐を締められれば良いシューズ” です、ピーキーだなあ…




これは他のバッシュには見られない機能で、紐締めの工程をクリアすれば以後は快適なプレイを提供してくれるでしょう

アドバイスとしては、紐が途中で緩まないようにテンションを掛けつつ締め上げていきシューレースを縛りましょう

また紐の通し方は ”オーバーラップ” の方が良かった、画像だと一番上だけアンダーラップですがオーバーラップ推奨

普段バスケをプレーしていると練習後半になるにつれて履き始めの締め具合からはどうしても甘くなってくるものだが

Dame4は ”履き始めから終わりまで” ロックダウンが素晴らしい一足




アウトソールはリラード本人のこれまでの ”時の流れ” を意味したデザインのソールパターンだそう

そのトラクションはガードプレイヤーのモデルと思って履くと期待外れかもしれない、余り止まる方ではなく至って普通かと

そしてクッショニングシステムは "Bounce (バウンス)"

ミッドソールのシワが目立つところだが衝撃吸収性は足りないとは感じず、こちらも至って普通、必要充分かと

ソール周りは平均的な感触、値段相応とも言えるし、特に文句をつける程でも無いかと

人々が手に取りやすい値段設定を求めたリラードの考えの下に作られたモデルを平凡と評すわけにはいかない




今作、惜しい部分が ”履き口のライニングの薄さ”

ライニングのパッドが殆ど無いので踵の抜け感が気になるところ

実際に履いてみると感じるが、足首前方の密着感が非常に乏しい

シュータンらしいシュータンが無いので、もしこの部分の足当たりがもっと肉厚でフィットしていたら更に安定感は増したのでは、そう思うと少々残念

ホールド感を重視する人にとってこの部分は不安なスカスカ感かと、リラードシリーズらしいっちゃらしいサポート感ではある




サイジングは横幅が狭すぎることもなく、縦に余裕を感じるのでハーフダウン (-0.5cm) を検討しても良いかと

足の縦の長さにきっちり合わせてサイジングすれば相当パフォーマンスは上がるでしょう

逆に横に余裕を持たせたバッシュ選びをすると、このモデルに関しては踵周りの抜け感もあるので命取りになるかと

足入れはキツくなるかもしれませんが、履き口は割とストレッチが効くので、試着する際には小さめのサイズも試してみても良いかと




- まとめ -

「コスパたっけ」

このデザインのバッシュが新品8,000円~10,000円で買えると言うのはそれだけでも凄いわけで

この価格帯のバッシュの中では ”優勝” なのでは?

普段、あくまでも履き心地が重要とか言ってる癖に身も蓋も無いですが、単純にデザインも「カッコいい」わけで

改めて見た目も大切だなと思うところ、安いし格好良い、最高

10,000円以下の予算で探すとしたら必ず選択肢に入れるべき一足でしょう

とにかく「締めにくくて緩みやすいが、締めれば緩みにくい」という、ちょっと何を言ってるのかわからなくなってきた…




またシューレース周り、やはり締め具合が独特なので、ロックダウンが好みかどうかは確かめた方が良いかと

非常に好き嫌いが分かれる感触なので、出来る限り試着を推奨

"Harden Vol.1" もそうでしたが、最近のアディダス、シューレース周りにクセあり過ぎ

重ね重ねとなりますが、紐の通し方はクリップが足方向へ倒れるように負荷を掛けられるのでオーバーラップがベストかと、試してみて

ちなみにこの記事の下書き作成日2018年2月7日ですって…久々の更新お疲れ様でした




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