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Performance Shoes of the Year 2020



毎年恒例の今年履いて良かったバッシュを選び、1位にPSOY (Performance Shoes of the Year) という賞を勝手に与えるやつやります

・Best Performance Top10…履いた良かったバッシュ10選
・Best Budget…特にコスパが良かった一足
・Best Retro…履き心地うんぬん抜きにして復刻して嬉しかった一足

大きく分けてこのカテゴリーで分けました

ちなみに順位に大きな差はありません「はっきり言って全部違って全部良いし感想は人それぞれだからね」と保険を掛けておきます

あくまでも参考程度でお願い致します



11. Puma Sky Dreamer / Modern

昨年の2位から大きく順位を落とし今年はランク外、11位でした、圏外だけど一応載せる、さっそく絞り切れないんじゃ…

去年の "Clyde Hardwood Classic" が優秀過ぎました、シーズンを通しても今作を履いているNBA選手は少なかったかと、殆どの選手がクライドハードウッドだったのでは?

それでもデザイン面では群を抜いて格好良く、機能面も悪くは無く、プロダクトとしての品質・クオリティも高い

またここ数年で本格的に日本でも展開しており、パフォーマンスとしても物珍しさの忖度無しで根本的に良いので今後に期待しています




10. Nike PG 4

既存のインソールを取り替えただけで履き心地がポジティブな意味で大きく変わったモデル

元々のインソールは非常にモチモチとしたウレタン系のような材質で正直履いていられなかったが、交換するインソールは至って普通の物でも履き心地は良くなった

勿論、元のインソールが好きなプレイヤーもいるだろうが個人的には余りにも深く沈み込むので駄目でした…

左右のストップ時にフットベットから足がこぼれ落ちそうなアッパーの頼りなさは "Nike KD 11" をイメージするとわかりやすいかも

という事で ”インソール次第で10位に入る” といった感じ、今シーズン履いたモデルの中でも特に面白かった一足




9. Nike Lebron 17 FP

通常版でもLowでもなくFP版がオススメ

多少重量は増したが、ここ数年のレブロンシリーズ特有のやわらかアッパーと極厚ソールによる左右の負荷に対する不安定さをこのポジットのサイドサポートにより補強した事で上手く仕上がった一足

他モデルからこのモデルに履き替えるのは慣れないかもしれないが、Lebron17を好んでいたプレイヤーには是非試してみて欲しい

デザインとしても秀逸で "Lebron 4" が好きだった人は実物手に取ったら感動するかと

クリアランスセールになっている今がチャンスでしょう




8. Nike Air Zoom NXT BB

本来なら開催されるはずだった東京オリンピックに合わせて発売されたモデル

勿論その性能は折り紙付きで機能も山盛り

Rize2が広い範囲をカバーするZoom Airの反発性で足を跳ね返すような履き心地だとしたら

NXT BBは軟らかいヒールと反った爪先の形状で ”転がるようにスムーズな足運び” をサポートするランニングシューズのような履き心地、すいすい走れる

ややスタビリティに欠けるかなってところだが、高いパフォーマンスでした




7. Nike Lebron Witness 4

今シーズンの隠れた名作

"Zoom BB NXT"・"Lebron XVII (17)" とほぼ同様のクッショニングシステムを搭載し、ややピーキーな履き心地の両者と比べ、より万人向けなモデル

まずはダブルズームエア入門用としてこれを選んでも良いかと…

軽量かつ踵の掴みが非常に良くフィット感の優れたアッパー、やや丈夫さに欠けるが値段も安く本当に履きやすいのでオススメ

市場の流通量が多い為、人と被るのが敬遠される理由だと思うが一発履いてみて欲しい一足

これで特別なカラーリングとか出たらバンバン買うんですけどね…




6. Nike Zoom Freak 2

汎用性の高かった "Zoom Freak 1" から一変、アウトソールが前足部と後足部で分かれた使用になり前作を愛用していたプレイヤーは少し違和感があったかもしれない

より爪先のステップにおける接地感を意識した作りで、履き心地は非常に快適

RizeシリーズもFreakシリーズもソールユニットのデザインが大きく変わったので好みに応じて履けば良いかなと思うところで

どっちが上でどっちが下といった次元の話では無く「どっちも良い!」という結論です、どちらも履きましょう

サイジングとしてはFreak2のほうがタイトめなのでフィッティングの違いで選んでも良いかと

個人的には1は踵荷重、2は爪先荷重の時に動きやすい感覚でした




6. Adidas Dame 6

主観ですが今年一番分かれた感想を見たモデル

「大きい」「大きくない」「緩い」「緩くない」「滑る」「滑らない」

いやどっち?って話だったので、百聞は一見にしかず実際に履いてみようと思ったのですが欲しいカラーリングが海外限定だったり国内にあってもそのカラーだけなかなかセールにならなかったりと…

でようやく手にした時は "Dame 7" が既に発売されておりました

その性能はというとトラクション良し、サイジング良し、クッション良し、ロックダウン良しと100ドルの値段に見合わない高いパフォーマンスでした

この価格帯でこのクオリティって本当に凄い仕事だと思うところで「定価一万円で良いバッシュありますか?」と聞かれたら迷わずこのモデルを推します

こんな良いバッシュをこの値段で出してくれてリラードさんありがとう…




5. Nike Zoom Rize 2

去年の前作から順位を下げたRizeシリーズ第2段、それでも5位と高順位なのは間違いない

Rize1の激しく踏み込んでもがっつりレスポンスしてくれたタフさは薄らいだが、超広範囲をサポートするズームエア+ブリッジの感触は素晴らしい

また、強度の高いアッパーも最高でした、なんなのこの素材、全部これ使ってくれよ

”動きやすくてクッションのあるバッシュ” という夢を具現化した一足、もっとカラーバリエーションを増やして欲しかったがなんだか静かに消えて行きそうな雰囲気出てますよね…

2つのZoom Airポッドに押されて前方への推進力を得られるNXT BB

大きなZoom Airパッドに支えられ左右の動きに強く反応するRize2といった感じで

ここらへんは人によっては順位は変わるでしょう




4. Nike Kybrid S2

本当は今シーズン扱いしていいのか悩んだモデル、なぜなら履き心地がほぼ "Kyrie 4" なので

それでも良い物は良いわけで、Kyrie4の本底に5の甲周りのロックダウン、6のヒールのホールド感、ふざけたガッチャンコじゃなくて素晴らしい仕上がり

足入れ部が難関で、ここで履く人を選びそうだがフライトラップのシューレースホールを外して大きめに開けば大丈夫

"Kyrie 6" が合わなかったなあって方はこちらを試してみてもいいのでは?




3. Nike KD 13

安定感・クッショニング、これらを高い次元で仕上げた一足

レブロンシリーズとはまた違ったアプローチでクッショニングシステムを追求しているのがKDシリーズでしょう

シグネチャーとしての格が上がっているのをここ数作で使用されるテクノロジーの量で感じるところ

シンプルに正当進化して "KD 12" から更にバランスの良いパフォーマンスに

この履き心地、履かず嫌いせず是非一度試してみては如何でしょう




2. Air Jordan XXXIV (34)

前作は色々あるバッシュの中から敢えて選んでわざわざ履くか?と聞かれたら「後者だよね」ってところで…

AJ33はチャレンジングなコンセプトだったがあれをテイタム・ルカ・ザイオンが履いたかと考えると難しかったかな

という事で今作はどうなるかと期待していたら ”軽い・弾む・動きやすい” と三拍子揃った一品

各パーツ間を繋げるアッパーが浮きがちだがそれでも履きやすい、PFモデルは広めな作り過ぎて驚いたのでそこが人を選ぶかなってところ

シュータンのレースホールは通さない方が個人的には ”良” でした




Best Budget : Adidas Dame 6

1位の発表の前にBest Budgetを発表!やはり今年は "Dame 6" 一択!

※Best Budget…予算面で最も優れたいわゆる ”コスパ” が高い一足

理由は殆ど上で書いてしまった、完全に優勝の二文字でしょう

定価の時点で求めやすいのにセールでアホみたいな素晴らしい値段になりますからね、聞くとアウトレットでは更に凄い事になっているそうで…

繰り返しになりますが「一万円くらいで良いバッシュありますか?」と聞かれたら私は迷わずこのモデルを推します

ちなみに私は7,000円で買いました、ごちそうさまでした




Best Retro : Nike Lebron VII (7) Retro

今年のBest Retroは "Nike Lebron VII (7) Retro"

※Best Retro…履き心地うんぬん抜きにして復刻して嬉しかった一足

サイジングはシビア、他のバッシュでは少々ミスってもある程度の性能は感じられるのにこのモデルのフルレングスエアは少しのミスも許してくれません、なかなか厳しいです

狭めな作りでは無いのでハーフダウン (-0.5cm) 狙っても良いとは思うがあくまでも自己責任で…

"Lebron XII (17)" が気に入ってる方は合わせて履いて違いを楽しむのも良いかと、個人的に今年の復刻物でも特に買えて良かった一足でした

次は10周年を記念して "Lebron VIII (8)" が復刻予定、共通のツーリングを使用している "Lebron Icon JE" の感触は良かったので楽しみです




1. Nike Kobe 5 Protro

そして栄えある2020年度の1位は "Kobe 5 Protro" となりました!

2008~2012年頃のフライニット以前のアッパー剛性は素晴らしいと改めて実感、Kobe5に使われてたのはスキンワイヤーって名称でしたっけ、もう覚えていない…

去年の12月に発売した時点で2020年のトップパフォーマーの一つだなとは感じており、それから今に至るまで変わらず高評価でした、本当に素晴らしい一足

"PSOY2019" の記事の1位に "Kobe 4 Protro" を選び、そして本作が発売され幾日も経たずして飛び込んだコービー・ブライアントの訃報

未だ傷も癒えず思い出しては胸が痛み、当時はPSOY19の公開を中止し、今年もPSOY2020の記事も上げようか躊躇いましたが…

コービーが残した遺産はこうして形となっており、彼の勇姿を忘れずに履き続ける事が大切かなと思っております

忖度抜きで稀代の名作でしょう、偉大なる一足です

今後もプロトロシリーズとしてコービーの意思が引き継がれていく事を願います



Best Basketball Shoes : Nike Kobe 5 Protro

という事で今年のPSOYに選ばれたのは "Nike Kobe 5 Protro" でした、おめでとうございます

去年に引き続きプロトロが受賞です、何度も言いますが本当に名作でした

またAir Jordanナンバリングがカムバックしましたね

KD13も良かったですしRize2もDame6もBB NXTも、今年は良作揃いで順位付けに迷いました…

というかBB NXTやLebron 17とFreak 2やDame 6は明らかにカテゴリーが違いますからね

同じステージで比較するのが無理あるので余り順位は気にしないで、この記事を読んで興味を持ったバッシュを履いてみてくださいね

以下が今年の買った物リストです、ここからのTOP10となります、色々と履けた一年でした





という事で今シーズンのモデルで合計32足履きました

現行作で絞っているので二足買い・旧作・来シーズンの新作を合わせると数は増えますよね、なんならKobe5は相当集めました

唯一心残りなのは "Curry 7" と "Embiid One" があるにはあるのですが評価できるほど履けていない事かな…確実にランキングに入る気配はしているところです

去年に引き続き履いていて楽しく面白いバッシュが沢山あった一年でした、今後も引き続き宜しくお願いします!


PSOY 7156936711001750675
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