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Air Jordan XX (20) Performance Review - SZOK



エアージョーダン シリーズ第20作目となる "Air Jordan XX (20)" をレビュー

こちらは1stカラーで、パールホワイトのアッパーにレーザーグラフィックが入ったベルトが特徴的

毎年新しい機能が組み込まれるエアージョーダンシリーズ、この作品が発売された頃はレーザーグラフィック加工がかなり熱く、色々と他のモデルにも使用されていました

この白メインのファーストカラーは限定3万足、黒は10万足程。東海岸・西海岸カラーなども売り出されました

日本にはどの程度入ってきたかは分かりませんが街の靴屋でどれもセールで売られていた悲しい思い出があります

印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)



「最高のプロジェクト」

ティンカー・ハットフィールドが帰ってきた。(以降 TH)

AJ16にてエアージョーダンシリーズのデザインから離れ4年、彼が再び戻ってきた。このAJ20を引っ提げて



当時のTH曰く、「今までMJと作り上げてきたモデルの中でも最高のプロジェクト」だそうで

今までもTHとMJは一緒にシューズを作ってきたが、このAJ20においては4日間共に過ごし、その時間の中で浮かんだ200のインスピレーションがこのレーザーグラフィックだと

たった4日間と思われるかもしれませんが、ティンカーかAir Jordanの開発に費やす時間はNikeに関わる時間の5~10%だそうで。4日だけでも充分多いのかもしれません




「ノスタルジックとクリエイティブ」

一目で分かる ”クリエイティブ” なデザインです、これほど攻めたデザインはシリーズでも屈指かと


ナイキ本社のあるオレゴン州ポートランド、この街のトランペットデザイナーからインスピレーションを受けたという話を


のトランペットは注文製の物で、楽器本体に注文者の人生に関わるストーリーに合わせた装飾を施すという事だそうです


これからヒントを受けて、AJ20はレーザー加工でマイケル・ジョーダンのストーリーが各所に彫られています


さてこの200もの数のレーザーグラフィック、半分はマイケル・ジョーダン本人の人生に関するデザイン。もう半分はエアジョーダン製作者達に関係する大切なデザインという事で


幾つか写真を撮りました、ただ見ているだけでも楽しめます。 ”あぁこの道具箱、おっこれはアレじゃないか。”  …そんな感じで一つ一つにストーリーがあります

ジョーダンが好きな方ならピンとくる絵柄もあるのでは?


本当に200もあるのか数えてはいませんが、本当にクオリティが高く ”プレミアム” と呼ぶに相応しい意匠です

ここまで手の込んだコダワリが見られる靴、最近見てないなあ


このシュータントップもカラーリングによってデザインが異なるんですよね

紹介しきれないくらい小ネタが多いシューズです。まさにモニュメント的モデル


「Independent.Podular.Suspension」

まずソールユニットについて良い点を…

特徴的なのが20個のポッド、IPSと呼ばれるもので

IPSとは、"Independent.Podular.Suspension"の略、サイズを間違えなければかなり良いです。
足裏の力が加わるポイントにカチっとはまるとグングン走れます

よくあるフラットなソールではまず味わう事の出来ない履き心地です

拇指球の下などにIPSがあり、フロアを押すような感覚で、とてもフットワークがしやすい




またクッショニングも良く、私がポデュロン好きになるきっかけとなったのもこのIPSがあったからでしょう

前作AJ18・19で非常に高評価だったダブルスタックズームエアからの変更ですが、感触は違いますがクッション不足では無いかと




そして問題の悪い点

何故トラクションの点数が高いのに、グリップは低評価なの?と思われそうですが

アウトソールに配置された20個のIPS、よくよく見るとこの部分には過去のAJ1からこの時点であるAJ20までの各シューズの特徴的なパーツがデザインされています

しかしこのラバーがホコリに非常に非常に弱いです。硬い素材の為、埃がこびり付いて摩擦熱で硬化してしまい、かなり滑ってしまいます

そして貼り付いた埃は簡単に落とせないという罠…

という事で履き初めは高評価なグリップでしたが、履き続ける上で徐々に点数を下げざるを得ない訳なのです




「最悪の通気性」

インナーブーティ仕様で、足入れは履き口が狭いためとても窮屈です。しかしスポっと入ってしまえば非常に良いフィッティング

内部はインナーが非常にぎっしりとした厚みがあり、ギュッと足が包まれる感覚

さらにベルトストラップもあり、ロックダウンは良いのですが…インナーの色がソックスに染みるのです




兎に角通気性が悪い、見て分かる通り通気を図るような箇所はアッパーの何処にも無く…白のソックスを履いた日には脱いだ時にビショビショに濡れ赤く染まった足を見れるでしょう

ちなみにライニングにもグラフィックが施され、ヒールにも幾つものデザインが。本当にこの一足にはあらゆるストーリーが詰まっています




またベルトストラップ、当時相当話題になりました。機能大好き人間の私もすぐ飛びつきましたが、物凄い勢いで裏切ってくれました…

このベルトはシュータントップに固定、足首だけに固定、と二種類の使い方が出来ますが結局は

 ”外して、使わない。”

という第三の方法を選びました

いや、外れてしまうのです。動いているとベリベリと…



- まとめ -

「あれ? 今回全然褒めてない?」

市場ではそのデザインと、ベルトストラップのせいか殆ど投げ売りのような形で消えていきましたが

AJ14辺りまでの ”素足感覚” 、AJ19までの ”高級感・高クッション” を汲みながらも機能とデザインを一新し、毎年プレッシャーがかかるAJシリーズにおいてチャレンジしたこのモデルが私は好きです

確かに性能としては何とも中途半端な感触は否めません

結局は駄作扱いに近い評価をされていますが、IPSはその後のCP3モデルに継承され更に昇華されているわけですから、決して間違った挑戦では無かったと考えます




先日のAJ XX9も賛否両論でしたが、こういったコンセプトモデルを発表できる事こそエアージョーダンの強みなのです

無難な機能を味わいたければコービーでもレブロンでもデュラントモデルでも履けば良いのです、否定される事こそエアージョーダンのチャレンジなんだと思います

ジョーダン本人も

人気商品でなくてもいい、ブランドのモットーを表現する。売れるかどうかは人が決める、自分を表現する象徴として靴を作る。」

と述べています、MJは選手としても経営者としても全てにおいて自分のやり方を徹底する訳です


という事で、是非一度試してみて下さい。案外時が経てば格好良く見えてくるものですよ



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