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Nike Kobe X (10) Performance Review - SZOK



コービー・ブライアント シグネチャーモデル 第10作目目となる "Kobe X (10)" をレビュー

デザイナーはEric Avar(エリック・エイバー)

「より少ないことは良いこと」という一貫したマイナスのデザイン哲学の下作り上げたモデル

このカラーリングは ”5AM Flight” や ”Blue Lagoon” と呼ばれ、コービーが前十字靭帯手術から回復中の2013年8月 朝5時、高さ40フィート (12.2m!) から飛び込んだプールの水を表しているそうです

今年の8月で37歳になるコービー、その苦難と向き合い恐怖に打ち勝つ ”覚悟” を感じるエピソードですね

今回、印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます

所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します





アッパーは ”Kyrie 1” に似たテキスタイル、ここ最近の弱々しいアッパーと比べると頑丈で、尚且つその薄さに驚きます

鮫の肌の見た目と強度にインスピレーションを受けた「オープンウェーブテキスタイル」と呼ばれる材料で、確かに似ていますね

「縫い目のないシームレスアッパー」と紹介されていますが内側にバッチリと接ぎがあります。構造上仕方無いでしょう



(Shark Skin)

シュータンはヌバック素材、メダリオン的なパンチングでシースマークが

タン裏にはこのカラーウェイの背景にあるストーリーを象徴するグラフィックが、しかしこれの由来が分からず

何故このBlue Lagoonはこのグラフィックなのでしょうか、他のカラーリングも微妙に違いますよね…



(Lunarlon)

クッショニングは ”Zoom Kobe VII” から続くドロップイン式では無くなり、ルナロンミッドソールに変更

このミッドソール、ナイキフリーからインスパイアされたそうで格子状の切れ目が入っており、ミッドソールといってもただの板状の物ではなく非常にフレキシブルに形が変わります

この多方向へのフレックスグルーブによって、つま先を自然に広げて力強い蹴り出しを可能にするとの事ですが

実物を手に取り、底面を指で押すとヘコむほど柔らかい。確かに前足部のフロアのフィーリングは快適で、接地感は良好



(Zoom Air)

ヒールクッションは大きめのズームエア、不満は全くなく充分

そしてこのミッドソールとヒールズームの側面を内外二つのクリアラバーで挟むようにパッキング

この半透明のゴム素材は補強も兼ねながらも「躊躇することなく心を開き、積極的に自分のことについてより深く語るブライアントの姿勢」を表現しているそうです




確かに晩年に差し掛かったここ最近は、NBA TVでのインタビューやショートエッセイ「Zero」の寄稿など自ら語る光景が多いようにも思います(以下リンクから内容が見られます、必見です)

怪我で休養が長くなっている為そういった機会に時間を裂く事が可能になった とも言えますが…



ショートエッセイ「Zero」



NBA TV インタビュー


Tuna Drama 様 ( http://tunadrama.com/ )
B-BALL MUSE 様  ( http://www.bballmuse.com/ )

リンク許可ありがとうございました =)




「サーフェイスの種類、デザインパターン、表面積の比率、ラバーの構成という4つの側面からトラクションの性能を評価し、それに基づいて開発されたアウトソール。ナイキバスケットボールシューズ43年の歴史上、最も効果的と考えられるトラクションシステムを採用している。」

との事で、ソールパターンはレースカーのタイヤの溝からのインスピレーション

ノジュールと呼ばれるプツプツとした突起が何百と配置されており、グリップ力も去ることながら ”前後左右” あらゆる方向への屈曲性は素晴らしいの一言

ただこの新しいソールパターンは賛否両論かと、個人的には前作以下で前々作以下にも感じます

比較対象の ”Kobe IX (9) Elite” のトラクションが余りにも凄すぎましたね…アレは歴史に残るアウトソールでしょう




右足ヒールにはシースマーク、左足ヒールは赤い4本線が。これはアキレス腱断裂を縫合した際の手術で4フィート (122cm!) もの縫合糸を使った意味から4本線だそうです

のシースマークと4本線が入っているヒール部分、かなりシッカリとした固さです

これが冒頭に書いた「より少ないことは良いこと」 というデザイン哲学なのかと




あればもちろん良いのですが、外付けのヒールカウンターを使わない事 (もちろん中に芯材は入ってます) こそが思想を表現しているのでしょう

これを「ヒールカウンターが無い、ホールド感が悪い」とか言ってしまうのは少し間違っているかなと個人的に思います

しかしシュータンが厚い為、足首が太めの私には若干フィット感が足りませんでした

”Kobe 8 System” や ”Kobe IX EM" のような薄いシュータンだったらなあ…

足首太めの方は、試着の際にシューレースホールのトップのフィッティングを確認した方がよいでしょう




今回気になるのはアウトリガーの位置に配された、L字のクリップ

軽いカット等のステップワークにおいては非常に軽快でしたが、偶に気になる不快感…

それは軟らかいミッドソールに対しこのクリップは剛性差があり、時折ストップ時の負荷の掛かる方向によっては喰い込むような感触がありました

正直 ”Kobe IX (9) Elite” や ”Kobe IX (9) Elite Low” のカーボンファイバープレートの位置がベストかなと



- まとめ -
「コービーシリーズの中では…」

全体的なシルエットは ”Kobe VIII (8) System” にフォルムが似ており、サイズもほぼ同じで大丈夫でした

ただ張り出し部のクリップがあるので、足幅に関しては人によってはハーフアップした方が良いかもしれません

”Air Jordan XX3 (23)" 等でも書きましたが別パーツが干渉しているシューズのサイジングは注意するべきです…




また重量も軽く「バスケットボールシューズの中で」はとても高機能な一足でしょう

ただ「コービーシリーズの中で」となると一歩下がるかと

やはり素材剛性差というのは難しく、アッパーとソールや別パーツとの強度のチューニングは新しい素材が生み出されていく上で必ず直面する問題かと思われます

その面では ”Kobe IX (9) Elite” と ”Kobe IX (9) EM" のバランスはそれぞれ見事なまでに取れていました、前作が余りにも良過ぎたのです

しかし前足部の接地感というポイントでしたらシリーズでもトップクラス

今回ソール周りの得点は軒並み高く、強烈なまでに動きやすいです

シリーズを追う毎に足底の仕上がりが研ぎ澄まされている感触




ナイキは常に ”新素材の一番手” である事を理解すれば納得できます

今回もオープンウェーブテキスタイルにフレックスルナロンミッドソール、モジュールアウトソールパターンと新しくデザインされた材料が多く使われています

Kobe 9はKobe 8からの継続的な改良版でしたが、Kobe 10はまた新たな切り口でバスケットボールシューズを提案している気がします

8年前に ”Hyperdunk 2008” を発表し翌年にはローカットモデルのパイオニアとなる ”Zoom Kobe IV” を生み出したエリック・エイヴァーですから…

噂されている ”Kobe X Elite Low” にも期待していますし、もしコービー・ブライアントが引退したとしてもこのままシリーズは継続して欲しいと切に願います







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